平成21年3月20日に行ったD&D3.5eビギナーズ・セットのプレイリポートです。
元々はプレイヤー4人用の冒険なのですが、年度末ということで皆さん忙しく3人しか集まらなかったので、3人でプレイしています。ダイス目が振るわなかったのもありますが、死亡者が出る厳しい冒険となりました。
今回の冒険者は以下の3名です。
○戦士レグダー
魅力13というリーダーの資質を備えた戦士。でも戦士は魅力より筋力だと思うのは内緒。
○盗賊カーン
敏捷力17という素早い男。『素早い男』という渾名を得ていいことがあった例はない。今回も、、、
○僧侶ドサール
ドワーフの頑健さと回復でパーティを支えるはず。
グリフィンフォードという町に荷物を届けたPCsは、お使いのご褒美として1人1本のヒーリング・ポーション(P.o.キュア・ライト・ウーンズ50gp)とをもらいました。
---以下シナリオから引用---
君たちはグリフィンフォードという町の元老院からの依頼を受けて、謎のダンジョンの調査にやってきた。グリフィンフォードの町は、以前からダンジョンにすむ怪物たちによって何度も襲撃を受けてきた。そこで元老院は君たちに、怪物の首領を探し出して倒して欲しいと依頼してきた。
報酬はとても高額で、もちろんダンジョンの探索中に見つけた宝物は、全部自分たちのものにして構わない。
君たちは今、町の近くにある山の地下深くに続いている暗いトンネルの中にいる。君たちの目の前には、重厚な両開きの扉があり、行く手をさえぎっている。
---引用終わり---
というわけでアタックです。
〔遭遇1〕ダンジョンに突入せよ!
カーンが扉を調べたところ罠もなく鍵もかかっていないようです。
聞き耳を立てたところ特に奥から物音は聞こえないので突入です。
「ばぁん」と扉を開けると、中にはゴブリンの戦士と弓兵が1体ずついます。
まぁ、楽勝でしょうというDMの予想を裏切って、PCsは苦戦します。
PCs(侍ジャパン)の攻撃は「スカッ」、「スカッ」と気持ちいいほど外します。
与えたダメージより被ダメージの方が多いんですけど~。しかも1発で倒れてもいいはずの相手(hp5)に、2とか3ダメージを与えて、なかなか倒せません。
何とか倒した頃にはPCsもぼろぼろです。ゴブリンの懐をあさったところ、グリフィンフォードの紋章の入ったメダルが見つかりましたので、このメダルを町へ届けるために一度引くことにしました。
〔遭遇2〕ハーピーの巣
次は、先ほどの相手に更にオークを足した構成の敵でした。が、今度はまったく苦戦せずに倒します。ただ、オークが言っていた”鳥女”に苦戦することになります。
”鳥女”(=ハーピー)は、歌を歌いPCsを魅了します。全員意志セーヴに失敗して、しかもダメージを受けてしまう冷たい池の方をとおって、ハーピーに近づきます。
冷たい水のダメージを受けつつも何とかハーピーのhpを0にすると、ハーピーは降参しました。
ハーピー:「助けて~!!」
ハーピーから、今までにドラゴンのタセンマウグの手下から何度も「仲間になれ!」との勧誘(脅迫)があったこと、奥には地下墓地があり、腐乱臭を放つオークが目つきの定まらないいやらしい目でハーピーのことを見ること、ドラゴンに協力している若いミノタウロスがいることなど洗いざらい聞きました。
どうやら町を危機に陥れている敵はドラゴンのようです。1レベルだというのに、まぁ、びっくり!!
次の部屋で会うわけではなさそうであり、リソースにも余裕があるので、次の敵を倒してから帰る事にしました。
〔遭遇3〕地下墓地の悪霊
D&Dでアンデッドといえば、僧侶のターニングアンデッドですが、誰も言い出しませんでした。
ちょっとばかり苦労しますが、スケルトンと目つきの定まらないオークゾンビを倒しました。
でも、この墓地での難関は祭壇の悪魔です。部屋の中にいると必ず命中する光線を持っています。
もちろん冒険者たちは、部屋の外から弓を撃ち祭壇を壊しました。えぇ、はい。
〔遭遇4〕ミノタウロスの迷宮
次はドラゴンと協力関係にある若いミノタウロスです。
ゴブリン3体とミノタウロスとの対決ですが、交互にやってくる不調はここでもやってきます。
1体目のゴブリンは何とか倒したのですが、残りの2体のゴブリンは、かすり傷しか与えられません。ミノタウロスの指示を受けて、ゴブリンはミノタウロスを援護(命中+2)します。そして、レグダーに、、、大ダメージ!!レグダーは倒れてしまいます。
ドサールの決死のキュアで、意識を取り戻しますが、周りを敵に囲まれて立ち上がることはできません。
ピンチになるとアドレナリンが出てようやく考えます。それにあわせたように敵の攻撃もあたらなくなり、ひやひやながらも何とかミノタウロスを倒します。
〔遭遇5〕決戦!ブルードラゴン!もとい、スクリーミングハーピー
ミノタウロスとの戦いまでにそれなりの経験をつんだ冒険者は2レベルになりました。といっても、命中が良くなることや、呪文が増えることで、一番大きいのはhpが増えることですが、ダイスを振ると、、、特にカーンは寂しい結果となりました。
人数も少ないしまずいかなと思ったのですが、今まで3人で何とかしてきたので次も3人でということで、ドラゴンへ挑むことにしました。
しかし、ドラゴンと対決する前のスクリーミングハーピーの全力攻撃!!2回目の攻撃がクリティカル!、カーンのhpは-11となり、お亡くなりになってしまいました。
ドラゴンと戦うには、まだ早かったようです。
何とかハーピーを倒しますが、PCsは、遺体と宝を持ってすごすごと引き下がります。(写真参照)
○DM反省と感想
遮蔽についてまた間違った判断をしてしまいました。4eを引きずっていて、3.5eでは、近接と遠隔の場合で遮蔽のルールが違うことを完全に忘れていました。次こそは気をつけよう。
シナリオについては、D&Dでシーンに分かれたダンジョンを行うのは違和感がある。フロアタイルの大きさを考えたら仕方がないのだが、、、
また、軽くするためお金の概念がないので、高価なアイテムがどんどん出るのは仕方がないとはいえこれも違和感があったなぁ。
久々に首ナイフの話をした。ヒットポイントシステムかつ流血などがないシステムでは解決策は難しい話だ。
元々はスリープの呪文で眠っている相手へ忍び寄って止めが刺せるかの話であり、私の説明が不足していたところがあったのでここで補足。
---スリープの効果から引用---
眠っているクリーチャーは無防備状態である。頬をたたいたり、傷つけたりすれば、この呪文が作用しているクリーチャーを目覚めさせることができるが、通常の雑音では目覚めさせることはできない。クリーチャーを目覚めさせるのは標準アクションである。
---引用終わり---
無防備状態だと「とどめの一撃」をすることができるのですが、1回の「とどめの一撃」でしとめそこなうと、眠っていた対象は、傷つけられるので起きますねぇ。
普通の人間が相手の場合、まず生き残りは無理ですが、耐久力14(+2)の1レベルのファイターでhp12(=10+2)、頑健セーヴ+4(=2+2)だと、ダガーでとどめの一撃で5(=2d4)ダメージ、頑健セーヴ目標値15は、50%の確率で生き延びて、目覚めますね。
現実世界で首ナイフをしたことがないのでわからないが、1回(6秒)で”必ず”、”すぐに”止めがさせるとは限らないので、これでいいのかもしれません。
まぁ、最終的にはDM判断でしょう。ただ、1lvのファイターって、一般人と比べたら十分に強いと思うので、PCが相手の場合はこれで良いのではないでしょうか?
NPCの場合、DMが殺したい場合は、セーヴで1を出したことにすればいいし、生かしたいのなら、そもそも首ナイフ状態にしなければいいのではないでしょうか。
PCがNPCを首ナイフで他のNPCを脅迫する場合、状況にもよりますが、死んだ後に復活させればいいのでどうぞやってください。キャンペーンの方向性によりPCがNPC化するかもしれません。
PC同士でやりたいって、私がDMなら先のルールどおりに裁きます。魔法使いが自分の身を守るためにその行為をしたいのなら、スリープ後に自分で止めを刺すのではなく、別の敵にやらせるべきです。
D&Dの場合、死から復活できるので、この議論自体、意味がないのかもしれません。
首ナイフが比較的適切に表現できるシステムとしては、痛打、流血のシステムがありますが、他の面でのリアリティが表現できるとは限らないし、仮に表現できたとしても重くなるのなら意味がありません。
本音を言うと、私はどうでもいいです。楽しく遊べればそれでいいです。
元々はプレイヤー4人用の冒険なのですが、年度末ということで皆さん忙しく3人しか集まらなかったので、3人でプレイしています。ダイス目が振るわなかったのもありますが、死亡者が出る厳しい冒険となりました。
今回の冒険者は以下の3名です。
○戦士レグダー
魅力13というリーダーの資質を備えた戦士。でも戦士は魅力より筋力だと思うのは内緒。
○盗賊カーン
敏捷力17という素早い男。『素早い男』という渾名を得ていいことがあった例はない。今回も、、、
○僧侶ドサール
ドワーフの頑健さと回復でパーティを支えるはず。
グリフィンフォードという町に荷物を届けたPCsは、お使いのご褒美として1人1本のヒーリング・ポーション(P.o.キュア・ライト・ウーンズ50gp)とをもらいました。
---以下シナリオから引用---
君たちはグリフィンフォードという町の元老院からの依頼を受けて、謎のダンジョンの調査にやってきた。グリフィンフォードの町は、以前からダンジョンにすむ怪物たちによって何度も襲撃を受けてきた。そこで元老院は君たちに、怪物の首領を探し出して倒して欲しいと依頼してきた。
報酬はとても高額で、もちろんダンジョンの探索中に見つけた宝物は、全部自分たちのものにして構わない。
君たちは今、町の近くにある山の地下深くに続いている暗いトンネルの中にいる。君たちの目の前には、重厚な両開きの扉があり、行く手をさえぎっている。
---引用終わり---
というわけでアタックです。
〔遭遇1〕ダンジョンに突入せよ!
カーンが扉を調べたところ罠もなく鍵もかかっていないようです。
聞き耳を立てたところ特に奥から物音は聞こえないので突入です。
「ばぁん」と扉を開けると、中にはゴブリンの戦士と弓兵が1体ずついます。
まぁ、楽勝でしょうというDMの予想を裏切って、PCsは苦戦します。
PCs(侍ジャパン)の攻撃は「スカッ」、「スカッ」と気持ちいいほど外します。
与えたダメージより被ダメージの方が多いんですけど~。しかも1発で倒れてもいいはずの相手(hp5)に、2とか3ダメージを与えて、なかなか倒せません。
何とか倒した頃にはPCsもぼろぼろです。ゴブリンの懐をあさったところ、グリフィンフォードの紋章の入ったメダルが見つかりましたので、このメダルを町へ届けるために一度引くことにしました。
〔遭遇2〕ハーピーの巣
次は、先ほどの相手に更にオークを足した構成の敵でした。が、今度はまったく苦戦せずに倒します。ただ、オークが言っていた”鳥女”に苦戦することになります。
”鳥女”(=ハーピー)は、歌を歌いPCsを魅了します。全員意志セーヴに失敗して、しかもダメージを受けてしまう冷たい池の方をとおって、ハーピーに近づきます。
冷たい水のダメージを受けつつも何とかハーピーのhpを0にすると、ハーピーは降参しました。
ハーピー:「助けて~!!」
ハーピーから、今までにドラゴンのタセンマウグの手下から何度も「仲間になれ!」との勧誘(脅迫)があったこと、奥には地下墓地があり、腐乱臭を放つオークが目つきの定まらないいやらしい目でハーピーのことを見ること、ドラゴンに協力している若いミノタウロスがいることなど洗いざらい聞きました。
どうやら町を危機に陥れている敵はドラゴンのようです。1レベルだというのに、まぁ、びっくり!!
次の部屋で会うわけではなさそうであり、リソースにも余裕があるので、次の敵を倒してから帰る事にしました。
〔遭遇3〕地下墓地の悪霊
D&Dでアンデッドといえば、僧侶のターニングアンデッドですが、誰も言い出しませんでした。
ちょっとばかり苦労しますが、スケルトンと目つきの定まらないオークゾンビを倒しました。
でも、この墓地での難関は祭壇の悪魔です。部屋の中にいると必ず命中する光線を持っています。
もちろん冒険者たちは、部屋の外から弓を撃ち祭壇を壊しました。えぇ、はい。
〔遭遇4〕ミノタウロスの迷宮
次はドラゴンと協力関係にある若いミノタウロスです。
ゴブリン3体とミノタウロスとの対決ですが、交互にやってくる不調はここでもやってきます。
1体目のゴブリンは何とか倒したのですが、残りの2体のゴブリンは、かすり傷しか与えられません。ミノタウロスの指示を受けて、ゴブリンはミノタウロスを援護(命中+2)します。そして、レグダーに、、、大ダメージ!!レグダーは倒れてしまいます。
ドサールの決死のキュアで、意識を取り戻しますが、周りを敵に囲まれて立ち上がることはできません。
ピンチになるとアドレナリンが出てようやく考えます。それにあわせたように敵の攻撃もあたらなくなり、ひやひやながらも何とかミノタウロスを倒します。
〔遭遇5〕決戦!ブルードラゴン!もとい、スクリーミングハーピー
ミノタウロスとの戦いまでにそれなりの経験をつんだ冒険者は2レベルになりました。といっても、命中が良くなることや、呪文が増えることで、一番大きいのはhpが増えることですが、ダイスを振ると、、、特にカーンは寂しい結果となりました。
人数も少ないしまずいかなと思ったのですが、今まで3人で何とかしてきたので次も3人でということで、ドラゴンへ挑むことにしました。
しかし、ドラゴンと対決する前のスクリーミングハーピーの全力攻撃!!2回目の攻撃がクリティカル!、カーンのhpは-11となり、お亡くなりになってしまいました。
ドラゴンと戦うには、まだ早かったようです。
何とかハーピーを倒しますが、PCsは、遺体と宝を持ってすごすごと引き下がります。(写真参照)
○DM反省と感想
遮蔽についてまた間違った判断をしてしまいました。4eを引きずっていて、3.5eでは、近接と遠隔の場合で遮蔽のルールが違うことを完全に忘れていました。次こそは気をつけよう。
シナリオについては、D&Dでシーンに分かれたダンジョンを行うのは違和感がある。フロアタイルの大きさを考えたら仕方がないのだが、、、
また、軽くするためお金の概念がないので、高価なアイテムがどんどん出るのは仕方がないとはいえこれも違和感があったなぁ。
久々に首ナイフの話をした。ヒットポイントシステムかつ流血などがないシステムでは解決策は難しい話だ。
元々はスリープの呪文で眠っている相手へ忍び寄って止めが刺せるかの話であり、私の説明が不足していたところがあったのでここで補足。
---スリープの効果から引用---
眠っているクリーチャーは無防備状態である。頬をたたいたり、傷つけたりすれば、この呪文が作用しているクリーチャーを目覚めさせることができるが、通常の雑音では目覚めさせることはできない。クリーチャーを目覚めさせるのは標準アクションである。
---引用終わり---
無防備状態だと「とどめの一撃」をすることができるのですが、1回の「とどめの一撃」でしとめそこなうと、眠っていた対象は、傷つけられるので起きますねぇ。
普通の人間が相手の場合、まず生き残りは無理ですが、耐久力14(+2)の1レベルのファイターでhp12(=10+2)、頑健セーヴ+4(=2+2)だと、ダガーでとどめの一撃で5(=2d4)ダメージ、頑健セーヴ目標値15は、50%の確率で生き延びて、目覚めますね。
現実世界で首ナイフをしたことがないのでわからないが、1回(6秒)で”必ず”、”すぐに”止めがさせるとは限らないので、これでいいのかもしれません。
まぁ、最終的にはDM判断でしょう。ただ、1lvのファイターって、一般人と比べたら十分に強いと思うので、PCが相手の場合はこれで良いのではないでしょうか?
NPCの場合、DMが殺したい場合は、セーヴで1を出したことにすればいいし、生かしたいのなら、そもそも首ナイフ状態にしなければいいのではないでしょうか。
PCがNPCを首ナイフで他のNPCを脅迫する場合、状況にもよりますが、死んだ後に復活させればいいのでどうぞやってください。キャンペーンの方向性によりPCがNPC化するかもしれません。
PC同士でやりたいって、私がDMなら先のルールどおりに裁きます。魔法使いが自分の身を守るためにその行為をしたいのなら、スリープ後に自分で止めを刺すのではなく、別の敵にやらせるべきです。
D&Dの場合、死から復活できるので、この議論自体、意味がないのかもしれません。
首ナイフが比較的適切に表現できるシステムとしては、痛打、流血のシステムがありますが、他の面でのリアリティが表現できるとは限らないし、仮に表現できたとしても重くなるのなら意味がありません。
本音を言うと、私はどうでもいいです。楽しく遊べればそれでいいです。
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